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債権者について

債権者とは、債権を持つ人のことで、債権とは何らかの利益を受ける権利のことになります。反対に何らかの義務を持つ人の方は債務者と言い、債務者は債権を持つ相手方に対して債務の履行をしなくてはならず、債権者はその履行を請求する権利があります。この二つの立場は知らず知らずのうちに日常で使っており、気付かぬうちに私たちは普段の生活や仕事において債権、債務者となっているのです。

債権や債務というと、お金の貸し借りに良く使われる言葉ですので、そちらのイメージが強いことが多いでしょう。しかし、この債権者、債務者の関係は普段のサービスや買い物の時にも実は発生しているのです。例えば、電車に乗る時、切符を買ったり、ICカードを読み取らせたりしますが、これを行うことで私たちは電車に乗る権利、目的地まで運んでもらう権利を得ます。私たちはこの時鉄道会社から見たら債権者であり、電車に乗せて目的地まで運ぶ責務を得た鉄道会社は債務を負ったことになります。こうして、日常の中でもすべてのサービスにおいて債務と債権が生まれているのです。また、レストランで食事をして会計を済ませるまでの間、食事を提供するのはレストランが債務者に当たりますが、その後会計をするまではレストランに対してその客もお金を払うことに関しては債務者になります。

債務と債権は日常的に知らぬうちに使われ、その立場は入れ替わったり、お互いが債権や債務を持っていたりします。一つのサービスの提供を巡る動きの中に何組もの債務と債権が入り混じっていることもあります。住宅の購入、建築などはその代表格です。住宅を購入するために銀行にその土地や建物を担保として住宅ローンを組み、建物を建てる場合、銀行と購入者の関係は購入者が債務者ですが、購入者と建設会社や不動産会社は購入者が債権者になります。

債権はこうして、金銭の貸借だけでなく、日常全ての者に当てはまります。このため、債務の不完全履行や債務不履行というケースも借金以外の場合にも起こり得ます。

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