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サラ金について

サラ金とは、サラリーマン金融の略で、消費者金融のことです。消費者金融、つまりサラリーマンや主婦など消費者を対象とした個人向けの無担保小口融資と言うサービスが始まった当時に、サラリーマンが利用することが多かったことからこう呼ばれるようになりました。しかし、高利や取り立てのきついイメージなどがサラ金の呼び名についたため、一部の業者などが働きかけ、最近では「消費者金融」という名前を定着させようという動きがあります。

サラリーマン金融と呼ばれ始めたのは、平成26年現在からしたらはるか昔40年ほど前の時代です。この頃はサラリーマンを対象として融資をする貸金業者が多かったため、この名称が一般的に使われるようになりました。また、街中に営業所を構えることから、街金などという呼ばれ方もされていました。呼び名は似ていますがいわゆる闇金とは違い、今も昔もあくまで正式に都道府県に貸金業の届出をしている業者です。それ以前は、団地金融という小口融資があり、高度成長期の日本では団地に住むことがある一定の収入を得ていることの信用となっていたため、そう呼ばれていました。これが無担保小口融資の起源とされています。サラ金、つまり消費者金融は、届出をしている貸金業者で、出資法利息制限法に則ったシステムで営業している業者となります。とはいえ、利息についてはその法の矛盾点からグレーゾーン金利などの問題を抱えています。

昭和40年代から徐々に始まり、およそ10年後には多くの業者が乱立してきました。それに合わせて法整備もなされていきますが、初期のころは高い上限金利と厳しい取り立てゆえに「サラ金地獄」という言葉も生まれています。法改正と時代の流れとともに、消費者金融と名前を変え、業者の体質は改善されていきます。銀行の子会社となるものもあり、イメージをクリーンなものと変えていきました。

2010年のグレーゾーン金利を無くす改正以来、貸金業者は過払い金の返還という大きな問題を抱えており、大手業者の経営破たんなど社会現象ともなっています。

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