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与信という言葉は「限度額」「調査」「管理」などの言葉と一緒に使用されていることを見聞きすることはありますが、普通に生活している上であまり関わりを持つ人は多くないでしょう。商売をしていたり、金銭の貸し借りに関わっていたりする人、クレジットカードや消費者金融、銀行といった金融機関での借り入れの申し込みをした人などは大きく関係を持っています。文字通り信用を与える範囲を意味しており、信用貸、つまりお金をどれだけ貸しても大丈夫かということの信用度になります。
与信限度額というのは、クレジットカードなどの利用の限度額となり、カード会社や消費者金融ではその人の勤め先や勤続年数、年収、持ち家などの資産の有無を調べて、算出して決定します。この限度額はローンや金融機関の種類にもよって何を重視して決めるかは違っています。一般にその人の年収、資産などは支払い能力の有無を見るために調べられます。与信の評価は支払い能力、資質、担保の3つにより決まり、これを英語のCapacity、Character、Capitalの頭文字から3Cと呼びます。
調査や管理というのは、会社の取引や企業の経営には必要不可欠なもので、売掛金や手形を利用した取引における取引相手に対する信用度になります。掛け売りや手形での集金は企業の営業活動からは切っても切れないものですが、これらは回収できない、焦げ付くリスクが常に付き纏います。これを最小限に抑えつつも、最大限の利益を追求することで業績を伸ばすことができるのです。これを管理することを与信管理といい、こうした企業の信用調査を専門に行っている企業もあります。企業であれば、決算書などから資産や債務、売上といったデータを調べることになりますが、個人の融資の場合にも同じように勤務先の安定性やその人が長く安定して勤めているかなどを調べられます。
与信は将来発生する支払いや返済ができそうか、取引や融資を行っても大丈夫かを判断する将来の客観的な信用度の予測です。法人でも個人でも、与信額は社会的な信用をも反映しています。