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利子について

利子は金銭の貸し借りの際に発生する、レンタル料金のようなもので、金融業のひとつの大きな収益となるものです。特に銀行や信用金庫などの金融機関の業務においては、顧客から現金を預かり、それを必要な人や企業に貸し付けるという流れで現金の流通がされています。預貯金には利子を付け、それを貸し付ける時は反対に受け取ることになります。その金利の差によって利益を出しているのです。

これは金融業には欠かせない利益のひとつであり、私たちも銀行や信用金庫 などの金融機関でよく耳にする言葉ですが、その呼び方ははるか昔貨幣を使うシステムが生まれる以前からあったとされる、歴史的にも古いものです。そのため貨幣を使った貨幣利子、または金利の他に実際の商品を使った実物利子というものもあります。また、他にも利息と言う呼び方がありますが、一般的にお金を借りて 支払う者からの呼び方を利子、反対にお金を貸し付けて受け取る側からの呼び方を利息という傾向にあります。法律用語として使われるのは、利息制限法などです。基本的には同じ意味合いで使われており、特に使い分けの必要はありません。

銀行以外では、クレジットカードや消費者金融などの貸金業で使われています。クレジットカードでは、キャッシングではなくショッピングのリボルビング払いや分割払いの時は、使った金額に掛かる金利のことを手数料、融資手数料などと呼ぶことが多く見られます。金利には元金に対してのみ掛かる単利と元金とそれまでに付いた利息を合わせた金額総額に掛かる複利がありますが、現在の金利は基本的には単利となっており、特別に契約書で定められた場合にのみ複利となることもあります。

この金利は、他の商品のレンタルと同じように時間による価値の計算がなされ、長く借りるとそれだけたくさん加算されるようになっています。また、返せなくなった時のリスクの為の保証料としても機能しています。そのため信用リスクとして審査が厳しいところから借りるより審査が甘いところから借りる時の方が、比較的高い金利となります。

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