• このエントリーをはてなブックマークに追加

結婚して3年、1歳になる娘がいます。
結婚する前に旦那には10万の借金がありました。返済できない金額ではなかったので結婚費用から返済しました。
今思えばこの時なんの借金だったのか聞くべきだったのですが、もうしないという言葉を信じて問いただしませんでした。
その後、娘が生まれる前(臨月近い時に発覚しました)に20万の借金をしました。
おこずかいから返すと言うのですが、一向に返している様子がなく、利子も怖かったのでこの時は旦那の親に建て替えてもらいました。
おこずかいは3万円だったのですが、外から借金をするぐらいなら、とやりくりをして現在5万円を渡しています。
ですが、親には返済していないようです。
そういった状態で、つい昨日また新たに50万の借金をしている事がわかりました。
50万ともなると、貯金からにせよ親に頼むにせよ簡単に出せる金額ではありません。

借金の内容もはぐらかされてしまい、毎回よくわかりません。
毎回金融会社から借りているようです。娘もいるし、離婚はしたくなかったのですが、もう考えずにはいられません。離婚をするしかないでしょうか?もし離婚したら国や地域からの支援があるかについても教えてください。

2015年05月25日投稿者:月の輪(30代女性)
  • 80人に評価されました
  • 専門家回答 1件/返信 1

専門家からの回答

市村 和也弁護士
市村 和也弁護士

 娘さんもまだ小さく、今後について様々お悩みであることお察し申し上げます。

 内容的には離婚に関するご相談のようですが、ここは借金に関するサイトですので、まずはご主人の借金についてお答え致します。

 現在判明している借金は50万円ということですが、約定の利率で返済していくことが困難な場合には、弁護士に相談の上、任意整理を行うことが考えられます。任意整理とは、金融会社との間での話合いで、利息分をカットし、元金を分割で返済する等の合意をすることです。
 任意整理はあくまで当事者間での合意ですので、金融会社が合意に応じない又は元金を返済するお金さえない場合には任意整理をすることができません。このような場合には、自己破産が選択肢の一つとなります。
 ただし、任意整理や自己破産にはそれぞれメリット・デメリットがありますので、弁護士等にご相談の上、決定することをお勧めします。

 さて、離婚についてですが、ご主人と離婚をするかどうかは、最終的には、月の輪様の意思としてご主人との夫婦関係を続けたいか否かによります。
 ここでは、法律の観点から、参考となるであろう点を示したいと思います。

 離婚は、当事者間での合意により行うのが原則ですので、まずは、当事者間でよく話し合うことが必要だと思います。
 お金を何の目的で借りたのか、現在借金はいくらあるのか、今後どう返済していくつもりなのか等の借金についての話や離婚との選択肢も踏まえて今後の生活について話し合うことになるでしょう。
 また、ご主人との話合いが困難な状況であれば、家庭裁判所に対して夫婦関係調整の調停を申し立てることが考えられます。夫婦関係調整調停は、必ずしも離婚を求める場合だけでなく、夫婦関係を円満にするためにも利用することができます。

 仮に、月の輪様が離婚の意思を固めたとしても、ご主人が応じなければ、離婚することはできません。
 そのような場合には、最終的に訴訟で離婚を認めてもらわなければなりませんが、そのためには法律が定める離婚事由として「婚姻を継続し難い重大な事由」が必要となります。
 過度の浪費や借金は、「婚姻を継続し難い重大な事由」に該当する可能性があります。
 しかし、こればかりは、借金の目的や金額等様々な具体的事情を検討しなければ判断することはできません。

 離婚した後の国や地域からの支援ですが、娘さんがいらっしゃるということですので、娘さんの親権が月の輪さんにある場合には、子どもに関する支援を受けることができます。
 これまでも受給されていたかもしれませんが、児童手当を受給することができます。
 また、こちらも一定の収入制限はありますが、母子家庭については児童扶養手当を受けることが可能となります。なお、離婚後、ご主人から養育費を受け取る際には、養育費の一部を所得として計算の上で所得制限との関係を考える必要があります。
 いわゆる母子家庭への支援については、自治体ごとの支援が用意されている場合もありますので、実際にどのような支援を受けることができるかは、お住まいの地域の役所に相談することをお勧めします。

 最初にも述べましたが、最終的には、月の輪様がご主人と夫婦であることについてどのように考えるかというところによります。
 夫婦といった親族関係は、法律の定めで割り切ることが最適とは限らない分野です。
 難しく、悩ましいところではありますが、借金返済の可能性も踏まえ、よく話し合った上で月の輪様自身のお考えを決めることが良いでしょう。

2015年05月25日21時15分
user_icon 月の輪
(30代女性)

後から、質問内容が離婚のことだと気がつきました。
お恥ずかしいです…
借金について、また離婚についても詳しいアドバイスありがとうございます。
色々なサイトを見ていたら、50万という借金額は離婚に踏み切るほど大きな額ではないような気もしてきました。
市村先生のご回答から「自己破産」という文字を見てドキリと致しました。
旦那は働かないわかではないし、他に大きな問題があるわけでもないので、もう1度落ち着いて話し合って、借金の内訳も聞いてみようと思います。
任意整理についても相談してみます。
ありがとうございました。

2015年06月02日17時16分

この質問への回答は締め切られました。

関連する悩み相談

関連する基礎知識

関連するキーワード

注目タグ一覧
このサイトを共有する
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
基礎知識