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借金返済について教えてください。

借金総額が1300万あります。24歳から教師として働いていて現在55歳、公立高校の教頭をしています。
年収約900万、持ち家に妻、子供2人と暮らしています。

月収のほとんどが借金返済に消えていて、自転車操業の状態です。闇金には借りておらず今後も予定はございません。
妻の稼ぎで生活をしていますが、厳しくなってきました。

この借金を0にするには、後5年この生活を続けて退職金で支払うしか道はないのでしょうか?

私が定年退職する年は娘が大学に入学する年です。娘が今後どのような選択をするかわかりませんが、希望するなら大学へ行かせてあげたいです。
退職金を当てたい気持ちがあったのですが、何よりも返済を優先しなければならないのでしょうか?
借金のことは妻はもちろん知っていますが、子供たちは知らず、職場にも気づかれてはいないです。

2015年07月06日投稿者:みのる(60代男性)
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  • 専門家回答 3件/返信 1

専門家からの回答

市村 和也弁護士
市村 和也弁護士

 合法での借入れを行っている以上(過払いが生じていないことも含め)、その約定に基づき、返済を行うのが原則です。
 仮に、返済が遅れることがあれば、債権者はみのる様に対して残債務額の支払いを求めて訴訟を提起するでしょう。
 そして、判決を得た上で、みのる様の持ち家や給与債権について差し押さえることが考えられます。
 そのため、約定に基づく返済を行っていくことになります。

 退職された場合には年金などの収入から約定通りの返済を行うことが可能であれば、退職金を受け取った際に娘さんの学費に充てることもできます。
 しかし、退職金を学費に充てたために返済が滞るのであれば、前述のように持ち家を差し押さえられるおそれがあります。
 また、退職金により学費に充てた後に自己破産をするとしても、破産手続の中で退職金により学費を支払った行為が取り消されるおそれがあります。

 但し、現在または今後の状況として、返済をすることにより生活が成り立たなくなった場合には、返済を最優先とすることができませんので、何らかの手続を採るべきです。
 その場合には、自己破産、民事再生や任意整理等の手続が考えられます。
 採り得る手続は、借入れの内容、返済状況、財産状況、職場に状況を知られることの可否や何を重視するか等具体的な状況によって変わりますので、お近くの専門家に相談することをお勧め致します。

2015年07月06日19時01分
user_icon みのる
(60代男性)

先生方のアドバイス重く受け止めました。
借金のある状態で大学に行かせても、家を差し押さえられたり、入学金を取り消されてしまってはまったく意味がありません。
違法機関から借り入れはないので、過払いがあるかはわかりませんが、任意整理や民事再生などを検討してみようと思います。

借金内容ですが、住宅の支払が終わった後にできた借金であり、住宅ローンは含まれていません。
お恥ずかしい話ですが、片手間でやろうとした事業の失敗、株での損失がメインで、同時期に出費が重なってしまったために、このような金額になってしまいました。

回答頂いて、5年後も借金返済が終わらない前提でいる自分に気がつきました。
のんきにしている場合ではありませんね。

2015年07月30日14時31分
岩本 亘平弁護士
岩本 亘平弁護士

1300万円はかなりの高額ですね。
住宅ローンや自動車のローンも含まれているのでしょうか?

お借入金額だけでは判断材料が少なすぎますが,利息だけでも毎月かなりの高額なお支払いとなっているでしょうから,なかなか元本が減らず,苦しい思いをされていると思います。


ご自身でのご返済が厳しいのであれば,場合によっては任意整理か個人での民事再生が考えられると思います。

任意整理なら今後利息カットのうえで,元本のみの返済で済ませることが出来るので返済総額はぐっと減るでしょう。ただ通常は3~5年で完済することを求められるので,お借入総額からして毎月の返済がかえってかなり高額になってしまうリスクがあります。


ご年収も相当に高額でいらっしゃいますので難しいかもしれませんが,個人での民事再生をご検討されては如何でしょうか。この民事再生が出来れば,お借入総額を5分の1に圧縮して,原則3年間で返済するという形にできます。
単純計算で1300万円の5分の1で260万円,3年返済で月7万円程度で完済できます。

もっとも,民事再生は裁判所を通す公的な手続ですので認可されるかどうかは詳しいご状況によります。また,1300万円のうちに住宅ローンが含まれている場合は住宅資金特別条項付の民事再生になりますのでまたお話が変わってきます。

ただ,住宅資金特別条項付であれば,住宅ローンを支払っていきつつ,他のお借入だけを5分の1に圧縮できますので,家を手放さずに債務を圧縮するということができます。

5年後に退職金が入ってくるという現状では,のんびりしている暇はありません。早く何らかの手続きをとられないと,せっかく入ってくる退職金も全て返済のために消えてしまうことになりかねません。


今ならまだいくつか選択肢はありますので,なるべく早くお近くの専門家にご相談されることをお勧めします。

2015年07月09日15時40分
松本 治弁護士
松本 治弁護士

借入れの利率はどのくらいでしょうか?利息制限法所定の利率(年15%~20%)を超えていれば、元本自体を減らすことができます。
そうでなくても、任意整理をすれば、新たな借り入れ等が一定期間できなくなりますが、利息の支払い分をカットすることができます。3~5年での返済になることが多いので、1300万円がまるまる残るとしても、月30万円程度に抑えられます。月収のほとんどが返済に消えることはなくなります。
自宅の価格や住宅ローンの残高等によっては、個人再生を検討することも考えられます。さらに債務を圧縮できます。
自己破産は、即座に債務がゼロになりますが、原則として自宅を手放すことになるので難しいでしょう。
いずれにしても、債務整理は苦しくなったら早く着手した方がいいです。お早目にお近くの専門家にご相談になって下さい。

2015年07月09日23時12分

この質問への回答は締め切られました。

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